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あの企業は上場の壁をどう乗り越えたのか?~2022年上場における苦悩と決断~

こんにちは、CROHackです。

今回は、昨今の経営者の皆様が特に関心を持たれている「上場の裏話」に関してお話ししていきます。

FRBの金融引き締めやウクライナ情勢による投資家心理の冷え込みを受け、ベンチャー企業の経営者の皆様は、調達において非常に難しい経営判断を迫られているのではないでしょうか?

上場を目前とする企業様に限らず、これまで世界的に充実していた調達環境は2022年になって一気に冷え込み、多くのスタートアップが売上向上からコスト削減へ目を向けなければ深刻なキャッシュ不足に陥る時期が到来しています。

一方で、こうした冬の時代は多くのスタートアップにとって危機であるからこそ、市況を冷静に、俯瞰的にとらえて勝ち筋を見出すことが一つ経営者に求められていることと言われています。

晴れの日に15台の車を追い越すことはできないが、雨の日ならできる
(アイルトン・セナ)

さて、事業として投資をするポイントを見つけ張り、そこに組織も連動させて企業価値を上げていく…これが今ベンチャー企業様が取り組まれていることだと思いますが、これが上場目前になってくると、当然ですが少し視点が変わってきます。

ここでは、通常の業績維持・向上を目指しながら、同時に上場準備という全く意味合いの異なる取り組みが必要になってくるので、
社内監査体制を強化したり、
ブランディングをトレンドに沿って変更したり、
上場に向けた権威付けとしての採用(高実績人材の獲得)をしたりするなど
投資家に向けた「魅せ方」を模索するようになるということです。

ただ、この「魅せ方」としての実態や、その最適化に向けた各種の苦悩や具体的施策などは中々共有されないのが現状です。

そこで、本記事ではその内容を少しかいつまんでご紹介いたします。

1.2022年上場の厳しさ

様々な機関投資家や証券会社の方々と会話されている皆様は、
すでにご承知の通りだと思われますが、
2022年における新規上場への逆風は非常に強まっています。

22年以降、米国の利上げへの警戒やオミクロン型の感染拡大によって
大幅な下落傾向が続き、2月以降はロシア・ウクライナ情勢の
悪化も加わって市場心理が一段と悪化。

これにより、上図のように年初から現在までの東証マザーズ指数では24.4%の下落がみられており、予想PERの高い企業が中心の新興銘柄には非常に苦しい状況が続いています。

弊社セミナー資料一部抜粋
弊社セミナー資料一部抜粋

こういった市況感において、22年の11月現在において業界やサービス形態に限らず、8社が上場延期をすでに決定。さらに、初値が公開価格を下回ったり、上場半年以内の終値が公開価格を下回っている企業も珍しくない状況が続いています。

では上場を決断した企業はどのような背景でその決断をしたのでしょうか?

2.上場の決断背景

結論から申し上げますと、
今期の上場に踏み切った経営者様の観点は、
主に下記の問いをどう見るか?がすべてだったのではないでしょうか。

来年以降の市況が今年以上に改善する見込みはあるのか?
(これまでが一種の異常な活況だったのではないのか?)

ウクライナ情勢や米国の利上げ、SaaSトレンドの終息傾向、利益重視の投資家の目線変更、成長企業への期待値減少など、さまざまな逆風が存在しているように見えますが、これは果たして一過性なものなのか、それとも今後のスタンダードとなりうる前提なのか、この見極めが必要ということです。

現在の市況では、上場準備を進めていくと、必ずと言っていいほど
多くの機関投資家や証券会社に今期の上場を反対されることになりますが、
それでも踏み切る決断がここでは求められたのです。

では、自社の状況にどういう要素が揃うとき、
この決断に踏み切ればいいのでしょうか?

これはお伺いしたところ各社様々な部分はあるのですが、
一つ共通する部分として、

「自社にとっての上場の意味合いが
 調達以外にどのような意味合いを持つか?」

という事業への想いに近しい部分がキーファクターになってきます。

創業背景や実現したい世界観に、どう上場を速めることが結び付くのか、
組織としてどの程度そこにコミットしたいか、
その観点で上場時期の捉えなおしが必須ということです。

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では、2022年に上場を決断した企業様は、具体的に
どのような「想い」とどのような「取り組み」を得て
上場を実現したのでしょうか?

✓自社の事業実態の数%ほどでもいいので、
 投資家にわかりやすいストーリーをブランディングとして使用する。 
✓上場後実現したいスタンスを確認したうえで、経営層を一新する。
✓株主コミュニケーションは何よりも頻度高く最後まで行う。
etc…

このような話が聞かれるなかで、
多くの経営者様が関心あるであろうこの一部の泥臭い部分や、
具体的なその背景は、公開情報としては語れない部分も多く、
少しブラックボックスになっているのが現状です。

そこで、今回その場限りの”オフレコセミナー”として、
ともに2022年7月末に上場を果たしたばかり

・ 株式会社エアークローゼット 代表取締役社長兼CEO  天沼 聰様
・ 株式会社unerry       代表取締役社長CEO    内山 英俊様

をお招きして、上場の苦悩と決断の背景を
今まで公開されていない具体の内容まで語っていただくことにしました。

▼登壇していただく企業様の情報

パネルディスカッション形式で、自由な質疑応答も可能になっております。下記の内容などに、ご興味ある方はぜひご参加いただけると
新たな気づきが得られると思います。

✓ バリュエーションが下がっている時勢において
 上場を延期すべきなのか?その判断基準は?
✓ 上場した企業は、上場をどのように捉えて、
 創業期から社内/社外発信を行ってきたのか?
✓ 役員陣や事業責任者の採用を上場までどのようにすすめたのか?
 その採用基準は何か?
✓ 上場準備と通常の業績維持・向上を並行して行う際のポイントは?
✓ 投資家が関心のあるシナリオのトレンドは?
 (SaaSの魅せ方は刺さるのか?)

本セミナーは、満足度100%と好評を頂いた

【オフレコシリーズ:IPOの舞台裏】
メディアでは語られない、上場のハードシングスとその突破口 
~新規上場ベンチャー:ネットプロテクションズとセキュアの視点~

セミナーに続く、上場の裏側シリーズ第2弾となります。

市場のトレンドが移り変わる中、
toC、toBとまったく事業内容が異なる両社の上場までの軌跡において
どのような課題が発生し、どのようにそれを乗り越えてきたのかを
隅々まで解き明かします。

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▼ウェビナーのご参加はこちらから▼

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●開催概要
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< 日  時 > 11月11日 (金)16:00~17:30

< 参 加 方 法 > オンライン(Zoom)

< 形  式 > パネルディスカッション形式

< 講  師 > 
   株式会社エアークローゼット 代表取締役社長 兼 CEO  天沼 聰 様
   株式会社unerry 代表取締役社長CEO         内山 英俊様
   株式会社リブ・コンサルティング 常務取締役COO  権田 和士

< 費  用 > 無料

<スケジュール> Ⅰ オープニング・自己紹介 10分
         Ⅱ パネルディスカッション 60分
         Ⅲ 質疑応答 20分

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前回ご参加の方はもちろん、
ご参加でない方も上場をお考えの企業様には
大変参考になる内容ですので是非ご検討のうえご参加下さい。

▼ウェビナーのご参加はこちらから▼

それでは、11月11日(金)16:00~に皆様にお会いできるのを楽しみにして
おります。最後までお読みいただきありがとうございました。